1.最も重要な対策の1つは禁煙だ。

過去50年で喫煙率は大きく減少したとはいえ、ニューヨークの街中で若い女性やティーンエージャーの女の子がタバコを吸っている姿を見ない日はない。ノルウェーとスウェーデンで数十年間にわたり、計10万2098人の女性を対象に行われた調査によれば、1日10本以上のタバコを20年以上吸っていた人は、非喫煙者に比べて浸潤性の乳がんを発症するリスクが約30%高かったという。また、15歳になる前に喫煙を開始した女性の場合、発症の可能性は50%近く高くなった。

2.もう1つの重要な要素が体重のコントロールだ。

ボディマス指数が上がると乳がんのリスクも高まる。特に問題なのが、ウエスト周りが太った場合だ。腹部の脂肪は代謝が活発で、成長因子やホルモンを産出する。乳がん細胞の成長を促す女性ホルモン、エストロゲンも増える。肥満は乳がんを発症した女性の生存率を引き下げる要因にもなる。

3.乳がん発症リスクとの関係がはっきりしている3つ目の要素はアルコールだ。

1日に2~5杯のアルコールを飲む女性は、酒を飲まない女性と比べ40%も乳がんになりやすい。1日に1杯の飲酒であってもがんの発症リスクは約7%上昇する。飲酒は性ホルモンの量に影響を与え、性ホルモンは閉経前であれ後であれ、女性のがん発症リスクを高める。

4.健康を守るためには、アスリートになる必要もなければ、マラソンを走る必要もない。

速足で歩くといった運動は効果的で、特に1日1時間もできれば言うことはない。だが1日30分間であっても体を動かすなら、何もしないよりはましと言えるだろう。